「ママ、ボクは怖いから嫌だ。今の自転車でいいんだ。大きい自転車はスピードが出すぎるから無理💦」

じつは、約１ヶ月前から何度も新しい自転車を勧めていたのに、小学生の息子はずっと抵抗していたんです。

最近はもうわたしの顔のあたりまで、学年でも1,2番に身長の高い息子。この前は、中学生に間違えられたくらいなんですよ。とっくに伸びているのに、「怖い」という気持ちが、彼を小さな自転車というコンフォートゾーンに縛り付けていたんですよね。

でも、現実って面白いものです✨

昨日、その小さな自転車の後輪のタイヤが、まさかの完全に破損してしまったんです。

自転車屋さんに持っていくと、「単なるパンクじゃありませんね、これはもうタイヤ交換ですよ。でも交換するくらいなら、もう身長的にもサイズアップした方がいいですよ」と言われたんですね。

私に言われても抵抗していたのに、その瞬間、息子の目が変わったんです✨

選択の余地がなくなったとき、人は自分のコンフォートゾーンから踏み出す覚悟を決めるのですね👏👏👏

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わたしが、「そろそろ大きい自転車にしようよ」と言い続けて、はや１ヶ月ほど経っての突然のできごとでした。

今朝は土曜日。「道は空いてるし、スピードが出ても大丈夫だから」と誘い、早朝に住宅街や公園で練習することにしました。

ところが・・・

ものの数分で、電動自転車で後ろをついていく私の目の前で、息子は新しい自転車を、何の問題もなく、スイスイと漕いでいきました。

私は電動なのに、横並びでも、彼の普通の自転車の方が速いくらい(◎_◎;)

精神科医としても、私が何度も目撃してきたのは、まさにこの瞬間ですよね(^-^;

「変化への恐怖」の9割は、実際に体験したことがない、想像の中の恐怖なんです。

頑張ってきた人ほど、今のポジション、今の人間関係、今の生き方という、自分にとっての「小さな自転車」から降りられない。

「変わるのが怖い」「失敗したらどうしよう」「今のままの方が安全」という思い込みに縛られているのです。

でも、その恐れのほとんどは、実際には、脳が作り出した幻想です。

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息子のタイヤが壊れたように、人生には時々、「もうそれしか、選択の余地がない」瞬間が訪れると思うのです。

会社が倒産する、突然クビになる、身近な人が離れていく、大事な愛する人との別れ、体調を崩して病気になるetc.

そういう時、人は初めてコンフォートゾーンから踏み出す覚悟を決めるんです。

でも、本当はそこまで追い詰められなくても、自分で選べるんですよね💖

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あんなに怖がっていた息子は、実際に漕ぎ出したら、何の問題もなかった(※むしろ、電動なのに私のほうが遅くて置いてかれる始末🚲)

むしろ、小さな自転車に乗り続けていた方が、よっぽど窮屈で、不自由だったんじゃないか、と。

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これは、私ももちろん、大人も同じですよね。

今の仕事、今の人間関係、今の生き方、

「いいかげん、変えたい」「変わりたい」と思いながらも、変化への恐怖が、あなたをコンフォートゾーンに縛り付けていませんか?

でも、もしかしたら？

あなたが恐れているその「新しいサイズ」は、私の息子の自転車のように、本当は新しい方があなたにぴったりで、もっと自由に、もっと軽やかに進める道なのかもしれませんよね🚵

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息子の背中を見て、私も改めて思いました！

挑戦すること、「怖い」を超えて、コンフォートゾーンを抜けること。

それが、私たちを本当に成長させるのだなと。

さて、あなたは今、どんな「新しい自転車」の前で立ち止まっていらっしゃいますか？

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